CBT対策

CBTの論文答案は何字書ける?1行30字×23行・8頁の書き方と分量の目安

CBT論文答案の仕様

2026年からCBTになった論文式の答案欄は、次の仕様です(法務省 体験版マニュアル R8.4版・Q&Aより)。

  • 1行最大30字、1頁23行(1頁あたり最大690字)
  • 司法試験の必須科目:1問8頁=184行・5,520字
  • 司法試験の選択科目:1問4頁=92行・2,760字
  • 予備試験:各科目4頁=92行・2,760字

答案欄の上部には「0/184行 0/5,520文字」の形式で、使った行数と文字数のカウンタが表示されます。

入力まわりの仕様

  • 半角で入力した文字は全角に自動変換される
  • 禁則処理・インデント設定はない
  • 検索・置換が使える
  • 元に戻すは最大10回まで
  • 使えるショートカットは Ctrl+A/C/V/X/Y/Z、Ctrl+Shift+Z、Ctrl+Home/End

「何字書けるか」と「何字書くべきか」は別

5,520字や2,760字は上限であって、目標ではありません。上限まで埋めることより、限られた時間で論点を落とさず、必要な当てはめを書き切ることのほうが大切です。

自分が書ける分量は、おおよそ次の掛け算で決まります。

  • 書ける字数 ≒ 入力速度(字/分)× 実際に書いている時間(分)

例えば、考えながらの入力が1分40字で、構成を終えてから書く時間が60分あれば、およそ2,400字です。実際には改行や見出しで30字に満たない行が出るため、行数に直すと1行あたり20字台で計算したほうが実態に近くなります。

文字数より行数で管理する

CBTの答案欄は行で区切られているので、分量の管理は行数が便利です。

  • 改行の多い答案は、字数が少なくても行数を多く使う
  • 見出しを1行ずつ立てると、その分だけ行が減る
  • 必須科目の184行、4頁科目の92行に対して、自分が「何行あたりで書き終えるか」を把握しておく

練習では、1通ごとに「書き始めの時刻・書き終わりの時刻・使った行数」を記録しましょう。数通分たまると、科目ごとの自分の目安行数が見えてきます。

行の使い方

1行おきに空けて書かない

法務省は、1行おきに空けて書くと無効とされる場合があると示しています。紙の答案で行間を空けて書く習慣がある人は、CBTでは必ずやめましょう。読みやすさのための空行も、使いすぎないことが無難です。

見出しと番号で構造を見せる

インデント設定がないため、字下げで構造を見せることは期待できません。「第1」「1」「(1)」のような見出し番号で、論点の区切りが伝わるように書きます。

禁則処理がないことを気にしすぎない

行頭に句読点が来ることがありますが、自動では直りません。いちいち調整しようとすると時間を失うので、内容に集中しましょう。

数字や記号は全角になる

半角で打った数字も全角に変わります。「民法709条」のような条文番号の書き方は、普段から統一しておくと迷いません。

編集機能の使いどころ

  • コピー・切取り・貼付け:段落の順番を入れ替える。ただし問題文はコピーできない
  • 検索・置換:当事者名や略称の表記ゆれをまとめて直す
  • 元に戻す(最大10回):大きな削除をしたあとに何度も操作を重ねると戻せなくなるので、削除は慎重に

時間切れに備えた書き方

時間が来ると自動で終了し、その時点の答案が回収されます。時間前の提出はできません。答案は入力ごとに自動バックアップされます。

  • 各論点の結論を先に書いておくと、途中で終わっても答案の形が残る
  • 終了の数分前には、書きかけの文を閉じることを優先する
  • 残り時間は画面上部で確認できるので、科目ごとに「この時刻にはこの論点」という目安を決めておく

自分の目安を作る練習のしかた

分量の目安は、人から聞いた数字より、自分の記録から作るほうが確実です。次の手順で練習してみましょう。

  • 本番と同じ制限時間で1通書き、構成にかけた時間と書いた時間を分けて記録する
  • 書き終えた時点の行数と文字数を、カウンタから控える
  • 同じ科目で3〜5通たまったら、平均の行数を「自分の目安」にする
  • 目安より大幅に少ない回は、入力が遅かったのか、構成に時間を取りすぎたのかを振り返る

よくある疑問

上限まで書かないと不利になる?

上限は書ける最大量にすぎません。論点を落とさず、必要な理由付けと当てはめが書けていることが大切です。

4頁の科目は短く書くべき?

選択科目や予備試験の各科目は4頁(92行)が上限です。8頁の科目と同じ感覚で書き始めると、後半の論点を書く行が足りなくなることがあります。構成の段階で、論点ごとに使う行数の配分を決めておきましょう。

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