CBT対策

2027年の司法試験・予備試験 CBT対策|2026年の本番を踏まえて今からやること

2026年、CBTはこう実施された

2026年(令和8年)は、司法試験・予備試験にCBT(Computer Based Testing)が導入された最初の年でした。2027年に受験する人は、まず「どこがCBTで、どこが紙のままか」を正確に押さえておきましょう。

  • 司法試験:短答式・論文式ともCBT
  • 予備試験:CBTは論文式のみ。短答式は従来どおりマークシート(紙)、口述は対面

2026年の日程は次のとおりでした(実施済み)。

  • 司法試験:論文式 7月15日・16日・18日、短答式 7月19日
  • 予備試験:短答式 7月19日、論文式 9月12日・13日

2027年の日程・出願期間は、必ず法務省の発表で確認してください。前年と同じ時期になるとは限りません。

本番の環境をおさらいする

会場のPC

  • Windows 11 Pro、23インチ以上・1920×1080以上のモニター
  • JISキーボード
  • Microsoft IME(予測変換は使えない。学習機能は使える)

論文式の画面

  • 左に問題、右上に法文(六法)、右下に答案の3分割
  • 「入替え」で配置を回せ、境界はドラッグで調整できる
  • 上部にメモ、コピー・切取り・貼付け、拡大・縮小、残り時間、終了
  • 問題文にはマーカー・ペン・テキスト・図形で書き込めるが、問題文のコピーはできない

答案欄

  • 1行最大30字、1頁23行
  • 司法試験は必須科目1問8頁(184行・5,520字)、選択科目1問4頁。予備試験は各科目4頁
  • 半角は全角に自動変換。禁則処理・インデント設定はない
  • 1行おきに空けて書くと無効とされる場合がある

試験の終了

  • 時間になると自動で終了し、答案が回収される。時間前の提出はできない
  • 入力ごとに自動バックアップされ、手動保存の操作はない

2026年の本番を踏まえて今からやること

1. 自分が時間内に書ける行数を測る

CBTでは、答案欄の上部に「0/184行 0/5,520文字」のようなカウンタが出ます。手書きの「何枚」ではなく行数で分量を考えるのが実用的です。練習の段階から、1通ごとに書けた行数を記録しておきましょう。

2. 本番と同じ入力条件で打つ

  • 予測変換をオフにして練習する
  • JIS配列のキーボードで打つ(Macや英字配列の人は特に)
  • 自分の辞書登録に頼らず、法律用語を正確に変換できるようにする

3. 法文の引き方を手順として覚える

目次(科目→法令名)で法令を開き、「第[ ]条の[ ]の[ ]」に番号を入れて移動するのが基本です。キーワード検索は表示中の法令の中だけが対象です。紙の法文も配付されますが、書き込みはできません。

4. 画面の配置を決めておく

読むときは問題を広く、書くときは答案を広く、のように、場面ごとの配置の切り替え方を練習のうちに決めておくと、本番で迷いません。

5. 短答式は試験ごとに練習方法を変える

司法試験の短答式は、選択肢番号ボタン、「後で見直す」、右の解答内容一覧での移動に慣れておきます。予備試験の短答式は紙のままなので、マークシートでの演習を続けましょう。

時期別のスケジュール例

  • 今〜年明け:法務省の体験版アプリ(Windows用、R8.4版)で画面を一通り触る。答案練習の一部をPC入力に切り替える
  • 春:時間を計った演習を増やし、科目ごとに自分の目安行数を決める
  • 直前期:本番の時間割どおりに通し練習。自動終了を前提に、最後の数分の使い方を決める

2026年の受験生がつまずきやすかった点

本番の仕様から考えると、次のような点は準備不足だと影響が出やすいところです。早めに練習でつぶしておきましょう。

  • 予測変換に頼った入力:普段の速度が出ず、書ける量が想定より減る
  • 法令の開き間違い:目的と違う法令を開いたまま検索して、見つからずに焦る
  • 紙の答案の癖:行間を空けて書く癖が残っていると、無効とされるおそれがある
  • 時間切れ:自動で終了するため、結論を書く前に答案が回収されてしまう
  • 画面の配置:問題・法文・答案の広さを調整しないまま、狭い答案欄で書き続けて見直しにくくなる

予備試験を受ける人の注意点

予備試験は、短答式(紙)と論文式(CBT)で形式が違います。短答式の直前期は紙の演習を中心にしつつ、論文式のPC入力の練習を止めないことが大切です。短答式が終わってから論文式の練習を始めると、入力や画面操作に慣れる時間が足りなくなりがちです。答案欄は各科目4頁(92行)なので、科目ごとに自分が書き終える行数の目安も作っておきましょう。

一次資料を必ず確認する

仕様の細部は、法務省の体験版マニュアルとQ&Aが一次資料です。2027年に向けて変更が出る可能性もあるので、受験前に必ず確認してください。

  • 体験版ページ:https://www.moj.go.jp/jinji/shihoushiken/jinji08_00238.html
  • Q&A:https://www.moj.go.jp/jinji/shihoushiken/shiken_shinshihou_shikenqa.html

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