司法試験CBT六法の検索テクニック|キーワードの選び方と枝番号の入力
CBT法文の検索機能の前提
CBTの法文(六法)には、条文を探すための機能が2つあります。
- 条文番号での移動:「第[ ]条の[ ]の[ ]」に番号を入れて、その条文へ移動する
- キーワード検索:表示中の法令の中を検索し、ヒット箇所をハイライト表示して件数を示す
ここで大事なのは、キーワード検索の対象は表示中の法令だけという点です。複数の法令をまとめて横断的に検索することはできません。先に目次(科目→法令名)で目的の法令を開いてから検索する、という順番を必ず守りましょう。
条文番号入力のコツ
条文番号が分かっている場合は、番号入力での移動が最速です。
- 基本:民法709条なら「第[709]条」
- 枝番号つき:民法398条の22なら「第[398]条の[22]」
- 枝番号が2段の条文は「第[ ]条の[ ]の[ ]」の3つ目の欄まで使う
枝番号の多い法令(会社法や各種手続法など)は、番号を正確に覚えていないと移動できません。うろ覚えの条文は、無理に番号で探さずキーワード検索に切り替えるのが安全です。
キーワード検索のテクニック
法令用語で検索する
条文の表記どおりの言葉で検索しないとヒットしません。
- 「取り消し」ではなく「取消し」
- 「引き渡し」ではなく「引渡し」
- 「申し立て」ではなく「申立て」
短く、特徴的な語を選ぶ
「善意」「過失」のような頻出語は件数が多くなりすぎます。逆に長い語句は表記が少し違うだけでヒットしません。その条文にしか出てこない2〜4字程度の語を選ぶのがコツです。
- 錯誤の条文を探す →「錯誤」
- 留置権の条文を探す →「留置権」
- 緊急避難の条文を探す →「避難」
件数を見て判断する
検索するとヒット件数が表示されます。件数が多すぎるときは、語を変えるか、目次で章立てから当たりをつけるほうが早い場合があります。
検索より目次が速い場面
条文番号も特徴的な語も思いつかないときは、目次で章・節の構成から探すのが確実です。例えば「債権の消滅」「訴えの提起」のように、体系上の位置が分かっていれば、目次からたどる方が速いこともあります。
付箋で「戻る場所」を作る
探し当てた条文のうち、答案を書きながら何度も見るものには行ごとの付箋をつけておきます。同じ検索を繰り返さずに済むので、時間の節約になります。
紙の法文との使い分け
本番では紙の法文も配付されますが、書き込みは禁止です。条文の前後関係を一覧したいときは紙、番号移動や検索で素早く当たりたいときは画面、と使い分けるのも一つの方法です。
練習で身につける
CBT答練(cbt-toren.com)では、本番に準拠した法文の目次・条文番号移動・キーワード検索・付箋を使いながら答案を書く練習ができます。手持ちの過去問PDFを読み込んで、本番に近い画面で検索の手順を繰り返し練習しましょう。最初は紙の六法より遅く感じても、手順が固まれば迷わず条文にたどり着けるようになります。
よくある質問
CBT六法でキーワード検索はできますか?
はい。表示中の法令の中をキーワード検索でき、ヒット箇所がハイライトされ件数が表示されます。複数の法令をまとめて検索することはできないので、先に目次で目的の法令を開いてから検索します。
紙六法とCBT六法で大きく違う点は何ですか?
CBTの法文は、目次(科目→法令名)、条文番号での移動、表示中の法令内のキーワード検索、行ごとの付箋が使えます。紙の法文も配付されますが、書き込みは禁止です。
枝番号のある条文はどう入力しますか?
「第[ ]条の[ ]の[ ]」の欄を使います。民法398条の22なら「第[398]条の[22]」と入力します。
CBT六法の検索に慣れるにはどうすればよいですか?
CBT答練(cbt-toren.com)など本番に近い画面で、実際に法文を引きながら問題を解く練習を重ねるのが効果的です。
条文番号がうろ覚えの場合、どうやって探せばいいですか?
目的の法令を開いてからキーワード検索を使いましょう。例えば民法を開いて「錯誤」で検索すれば民法95条が見つかります。語が思いつかないときは、目次の章立てからたどる方法もあります。