司法試験 刑事訴訟法の対策|捜査法と証拠法の攻略ガイド
刑事訴訟法の出題傾向
刑事訴訟法は大きく「捜査法」と「証拠法」の2分野に分かれ、論文式では両方から出題されるのが通常です。
捜査法の頻出論点
強制処分と任意処分
- 強制処分法定主義: 197条1項但書
- 強制処分の定義: 最決昭51.3.16(有形力の行使が相手方の意思を制圧し、身体・住居・財産等に制約を加えるもの)
- 任意捜査の限界: 比例原則、必要性・相当性
逮捕・勾留
- 逮捕の種類: 通常逮捕、現行犯逮捕、緊急逮捕の要件
- 別件逮捕・勾留: 本件基準説と別件基準説
- 身体拘束からの解放: 勾留取消し、保釈
捜索・差押え
- 令状の範囲: 場所の特定、物の特定
- 電磁的記録の捜索差押え: リモートアクセス
- GPS捜査: 最大判平29.3.15
取調べ
- 黙秘権の保障: 198条2項
- 取調べの適正: 任意性の担保
証拠法の頻出論点
自白法則
- 自白の任意性: 319条1項
- 違法排除説と信用性担保説
- 補強法則: 319条2項
伝聞法則
- 伝聞の定義: 公判廷外の供述を内容の真実性を立証するために用いる場合
- 伝聞例外: 321条〜328条の各要件
- 実況見分調書: 321条3項の適用
違法収集証拠排除法則
- 最判昭53.9.7: 令状主義の精神を没却するような重大な違法
- 毒樹の果実論: 派生証拠の証拠能力
答案の書き方
捜査法の答案パターン
- 捜査の適法性が問題となることを指摘
- 強制処分か任意処分かを検討
- 各要件を事実にあてはめ
- 適法・違法の結論
証拠法の答案パターン
- 当該証拠の証拠能力が問題となることを指摘
- 伝聞該当性または違法収集証拠該当性を検討
- 例外規定の適用を検討
- 結論
CBTでの刑訴対策
刑訴の論文では判例の年月日を正確に書く必要があります。CBT環境ではコピー&ペーストが使えるため、判例情報のメモ機能を活用しましょう。